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割り箸は安価で、気軽に使えるのが特徴です。しかし、中には高級な割り箸も存在しており、日本料理店やお祝いの場でも使われています。
高級な割り箸にはいくつかの種類があり、特徴によって使い分けるのがおすすめです。
本記事では、高級割り箸の種類や素材について詳しく解説します。
割り箸は形状によりさまざまな種類があります。ここでは、高級といわれる割り箸に多い種類を4つ紹介します。
それぞれの特徴を見てみましょう。
「天削」は、持ち手側の角が削れているのが特徴です。斜めに切り落とすことにより、木目の美しさを感じられます。
箸の上下がわかりやすく、逆に使うことがありません。高級料亭やおもてなしの場面で使われます。
中央が太く、初めから1本ずつに分かれているのが「らんちゅう」です。箸を割る手間が省ける上、ささくれの心配もいりません。
千利休が考案したといわれており、客人の箸の両端を小刀で細くして軽く持ちやすく加工していたそうです。割れている利久箸を帯で留めていることから「バラ利久」と呼ばれることもあります。
おもてなしの心が込められている「らんちゅう」は、高級箸として寿司屋やお祝いの席でも使われています。
「利久」は、中央部が太く両端を細く削った箸です。千利休が考案したとされており、らんちゅうは1本ずつ分かれていますが、利久は2本が合わさっていることから「夫婦利久(めおとりきゅう)」とも呼ばれます。
中には、片方だけが細い形状の「片口利久 (かたくちりきゅう)」という種類もあります。
「祝箸」は、お正月や婚礼の場などで使われる縁起箸です。両端が細く、真ん中が太い形状で「両口箸」とも呼ばれています。
箸の片方は人間が、もう片方は神様が使う「神人共食(しんじんきょうしょく)」の意味が込められています。折れることを忌み嫌うため、丈夫でしなやかな柳の木で作られることがほとんどです。
なお、長さは末広がりで縁起のいい「八」にちなんで八寸(約24cm)で作られています。
高級な割り箸に使われる素材を3つ紹介します。
素材により特徴が異なります。それぞれ詳しく見てみましょう。
杉は、割り箸の中でも最高級です。杉には自然の抗菌力が備わっており、防カビにも強いのが特徴です。
特に日本では吉野杉が使われるケースが多くなっています。木のキメが細かく割裂性に優れているため、杉の割り箸は心地よく割れます。
美しい木目と独特の香りが楽しめるので、高級割り箸にぴったりの素材です。
ひのきは乾燥に強く、腐りにくい材質です。木目が少なく緻密で、耐久性に優れています。
ひのきの香りには殺虫や防カビ・抗菌作用があるとされており、防腐剤や防カビ剤を使う必要がなく、口に入れる割り箸に最適です。
柳はしなやかで折れにくい素材です。箸が折れると縁起が悪いとされており、折れにくい柳はおもに祝箸に使われます。
また、柳は神聖な木として縁起がいいことも、祝箸に使われる理由の1つです。
高級な割り箸には、箸袋は必須です。箸袋には、いくつかの種類があります。
高級な割り箸には、5型8寸といったサイズが大きく箸が隠れるタイプが多く使われています。高級感を演出するなら、中央部を帯で留めるタイプを選ぶのも選択肢の1つです。
高級料理店で割り箸を使うときのマナーを知っておくと、いざというときに安心です。
それぞれ紹介します。
割り箸には割るときのマナーがあり、縦ではなく横向きに割るのが正式です。箸先を左にして、上下に引っ張るように割ります。この方法は、縦よりもキレイに割れます。なお、割った後に箸をこすり合わせるのはNGです。
そのほか、箸の使い方にもやってはいけない行為があります。
特に、高級割り箸を使うようなお店では、マナー違反すると恥ずかしい思いをするかもしれません。ぜひ箸のマナーも意識してみてください。
食事中に箸を置くときは、箸置きに置くのがマナーです。しかし、割り箸の場合、箸置きがないこともあるでしょう。そんなときは、箸袋を軽く折って簡易的な箸置きを作るのがおすすめです。
なお、箸袋をたくさん折っておしゃれな箸置きを作ることは、マナーがいいとはいえません。手でベタベタと触ることは、衛生的に悪影響だからです。
シンプルな山折りや、千代結びなどに留めておきましょう。
食べ終わったら、汚れた箸先が見えないように箸袋に入れるのもマナーです。その際は、使用済みであることがわかるように、箸を少し折ってから入れます。
高級な割り箸は、形状や素材に特徴があります。木の素材によって香りも異なるため、料理に合うものを選ぶことが大切です。
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